泉カノン(名言収集家)
正しいことをしているつもりが、世の中をより悪くしてしまう事もあります。
「誰もが平等に暮らせる世界を」
その考えの元に生まれたのが社会主義国家でした。
「誰もが幸せに暮らせる国」
「強い人間を挫き、弱い人間が守られる国家」
多くの人がそれを理想の国と呼びました。
日本でも60年代、「北朝鮮は理想の国」と多くの新聞社が高々と叫んでいました。
しかし、その結果多くの命が失われ、ソビエト連邦は崩壊しました。
ある心理学のテストで、
ハンバーガー店にいる客を二つのグループに分け、
一方のグループにはサラダが入ったメニューを、
もう一方のグループにはサラダがないメニューを与えて注文してもらったところ、
サラダがメニューに入っていたグループの方が、
より高カロリーで、体に悪いメニューを注文する傾向が遥かに高かったそうです。
正しいことをしている、そう思ってしまう事が人の冷静さを失わせる最大の理由なのかもしれません。