物は奪い合うと足りないが、分かち合うと足りる

相田みつを(日本の詩人1924-1991)

東日本大震災の際、

東京ディズニーランドでは、

まず先に来場者にぬいぐるみ等、

頭部を守れる商品を無料で配り、

クッキーや非常食を配布し、

普段は絶対に入ることができない、バックヤードへとお客を誘導して安全に務めたそうです。

これは、担当者が阪神淡路大震災後、神戸を訪れたときに学んだ、

「物は奪い合うと足りないが、分かち合うと足りる」

という言葉が大きかったそうです。

奪った人間は、必要以上に持ち、

奪われた人間は最低限の物も手にいれられなくなる。

結果、争いが生まれ、不信感だけがつのる。

実際、ディズニーランドでは餃子ドッグを配布するさい、

人数に対して餃子ドッグが少なかったのですが、

「お子様やお年寄りを優先します」

と丁寧に説明したところ、

「自分たちは大丈夫だから」

と譲る方が増え、結果、餃子ドッグがあまってしまったというエピソードがあります。

 


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