スタンダール(フランスの小説家、1783-1842)
裕福な家庭に生まれてきたスタンダールは、お金に不自由することはありませんでしたが、
7歳の時に最愛の母を亡くしたうえ、父とは折り合いが合わず、
名門の大学に通うも、すぐにやめてイタリアに移住し、
そこで金銭的な充実の無力さを悟ります。
お金は間違いなく人生に必要不可欠なものですが、
あくまでも幸せに生きるために必要な物であり、
お金を稼ぐことが人生の目的ではないとスタンダールは言っています。
人より多くのお金をもっているからといって、人より幸せになれる保証などどこにもないのですから。