英語の諺。
Misfortunes tell us what fortune is.
「幸福の反対に位置するものは不幸ではなく退屈」という言葉があります。
「絶望」だという人もいます。
しかし、絶望や退屈が無いことが幸福なのでは決してありません。
幸福と不幸は絶えず寄り添っていて、不幸を寄せ付けない人生は、きっと幸福も寄せ付けません。
そして、幸福を手に入れたならば、それが不幸を生み出す元凶になるやもしれません。
誰もが成長するにつれ、苦しみや悲しみの無い人生など存在しない事に気付きます。
しかし、心理学者のリサ・A・ウィリアムさんはいいます。
「大事なのは、自分の人生に意味があると評価すること。」
前に進もうとすれば壁にぶつかり、苦しむことになるでしょう。
しかし、前に進まなければ何も生み出せず、何も残りません。
苦しみが無い人生は幸福ではないのです。
自分の進んできた道を振り返った時に、そこに意味があると感じられる事、それこそが幸福というのかもしれません。