松下幸之助(日本の実業家 1894-1989)
幸之助は、会社が赤字になり倒産寸前までいったときも、当時の幹部はリストラを求めたがそれに一切応じず、「企業の都合で解雇したり採ったりでは社員は働きながら不安を覚える」として、だれ一人やめさせることをしなかった。
家族を病気でなくし、26歳で天涯孤独となった幸之助は社員を家族としてあつかっていたようで、部下を叱った時も、必ず奥さんに電話をして「今晩旦那さんはしょげて帰ってくると思います。夕飯にお銚子2,3本付けて労ってあげてください。」と必ずフォローするようにしていたといわれています。