生産性とは機械や道具や手法の問題ではなく、姿勢の問題である。換言するならば、生産性を決定するものは、働く人たちの動機である。

ピーター・ドラッカー(オーストリア出身の経営学者、1909-2005)

生産性とは、人が生み出した物にあるのではなく、

何かを作り出そうとする人の心の中にあるとドラッカーは言っています。

たとえ多くの物を生産したとしても、

人を突き動かすもの、

人を前に進ませる理由なきものは、

生産性とはいわないのかもしれません。

逆に、人や社会にすこしでも貢献しようという意思のある人は、誰もが生産性をもっているともいえます。

いうなれば、生産性を持たない人間は、

この世にはいないのです。

 

この名言は、当時、アメリカ人の生産性の高さは機械や道具にあるのだと、ヨーロッパから学びに来た研究者たちが、機械や技術と、生産性にはなんの関係もないことに気付き、アメリカ人の生産性の高さは仕事に真摯に向き合う姿勢からきていると結論付けた研究から来ています。


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