ジェラルド・ワインバーグ (作家、ソフトウェア開発の人類学者,1933-2018)
1987年に発売された、
ライト、ついてますか―問題発見の人間学
の著書にて、
「自動車用トンネルを出てもライトを付けっぱなしにしてしまい、そのまま駐車場に止めてバッテリーを上げてしまうという災難を無くすためにはどうすればいいか。」
という問題に対して、
「入口に「ライトを着けろ」と看板があるにもかかわらず、出口に何の看板もないことが問題なので、出口に「ライトを消せ」という看板を立てればいい」
という解決策は、一見正しいように見えて間違っている。
なぜなら、それだと夜中にも関わらず、ライトを消してしまい、事故に巻き込まれてしまう人が出る可能性があるから。
そこで生まれたのがこの名言。
この言葉なら、昼でも夜でも使えるというもの。
大事なのは、問題の解決ではなく、何が問題なのか発見する事。
と、ワインバーグさんは言っています。