2001年公開フランス映画「アメリ」
絵描きである隣人のデュファイエルが、
ルノアール「舟遊びの昼食」に描かれている少女がどこを見ているのかわからない。
とアメリに問いかけたところ、
「この娘は、好きな男性に声をかけられず、今作戦を練っているところなの。」
と答えたアメリに対して、
「そのやり方は、ちょっと卑怯だ。だから、娘がどこを見ているのか分かりにくいのだ」
と、間接的に今のアメリの状況を批判されてしまう。
そのあと、アメリが見ていた外国映画に出てくる俳優のセリフ。(実際はアメリの妄想)
不当な干渉だ、赦し難い。
デュファイエルの奴。
アメリの自由だ。
夢の世界に閉じこもり、
内気なまま暮らすのも彼女の権利だ。
人間には人生に失敗する権利がある。